2019.05.08
皇紀2679年 西暦2019年 平成31年から算えて 第5の新月の日に 要約
皇紀2679年 西暦2019年 平成31年から算えて 第5の新月の日
働くことで幸せを得られる人は幸せです。また、働いても幸せでない人も沢山います。そして、このことに価値を見出す人と、見出せない人との違いもあるようです。
有名な投資家ウォーレン・バフェットによる『価値』とは、何かを買うときに手に入れるもの。『価格』とは、何かを買うときに支払うものです。人間が各々に大切にしている物事が『価値感』で、その視点は『価値観』と『価値感』とに分けられます。
『価値観』は、価値についての個人や世代や社会の基本的な考え方として一般的に使われており、私は〈社会的に客観的なもので自分が大切にしている物や事〉と考えています。これは他者から何らかの「思い込み(操作)」がされて、自分は違うと思っても、まわりの人や環境によって左右(誘導)され、影響を受け、知らず知らずに根付かされている現代の『価値観』といえるものです。
これに対して『価値感』は、「主観的に自分が感じる、自分が大切にしている物や事」で、この『価値感』は人によって違い、〈客観的に見る自分〉と〈主観的に見る自分〉という2つの見方があればバランスのよい関係になります。また、どちらの視点も大切なものですが、他者から自動的に与えられた『価値観』よりも、自分の望む『価値感』である方が正直で、人間らしい感動や満足感、幸福感を味わうことができるはずです。ですから、個人が幸せになるためには、自分にとって本当の『価値感』に目覚める必要があります。
では、『価格price』と『価値value』の違いは何でしょうか?
ウォーレン・バフェットは、『価格』とは、何かを買うときに支払うもの、『価値』とは、何かを買うときに手に入れるものと、単純で味わい深い表現をしています。
他者にとって価値ある物でも、当人がその『価値』を認めなければ、単なる物質としての商品価値だけとなります。また、『価値』を感じなければ誰も買いませんから、価値=価格という図式がまったく当てはまらないこともわかります。
『価格』と同等の『価値』を感じるときに、『価値観』と『価値感』は結び付きます。『価値の感じ方』はその人の満足感(喜び)に直結し、『価格より感じる価値が大きくなるほど、満足感は大きくなる』のです。このように、商品を買う行為は『価値と価格の比較』によってもたらされます。つまり、お金はモノで、感情が価値となるのです。現代の価値は、社会から提供(押し付け)されたものばかりで、ビジネスも生活も同じです。
近頃の人は、お金勘定はできるけど、本当に大切なものがわかっちゃいない。
「オスカー・ワイルド」
この7つが私たちを破壊する。労働なき富。良心なき快楽。人格なき学識。献身なき宗教。理念なき政治。人間性なき科学。道徳なきビジネス。
「マハトマ・ガンディー」
吟味されざる生に生きる価値なし。生きるために食べよ、食べるために生きるな。 「ソクラテス 」
カネが何だ?朝起きて、夜眠り、その間好きなことができるなら、すでに成功者だ。 「ボブ・ディラン」
簡単すぎる人生に、生きる価値などない。
「ソクラテス」
そうさ、人生の価値は自分で決めるのだからね!
「Coucou」
鶴田勝巳税理事務所 所長・鶴田勝巳の通信より