しくみ通信

平成29年 皇紀2677年 西暦2017年 第六の新月の日に

平成29年 皇紀2677年 西暦2017年 第六の新月の日に


もし、この世からお金がなくなったらあなたはどうしますか?

経済行為が成り立たない…。仕事がなくなる…。職を失う…。価値がわからなくなる…。生きて行けない…。食べる物が買えず、飢え死にする…。治安が悪くなり、暴動や争い、略奪が増える…。大都市には住めなくなる…。鉄道、車などの交通機関がなくなる…。病院に行けない、治療や薬が手に入らない…。死ぬしかない、そして人類は滅びる…。

困窮する人々は、生き残るために物々交換を始める…。
労働の対価として食べ物(通貨)が支払われる。野菜や果物、肉や魚がお金の代わりになる…。しかし、食べ物は消耗品であり長期間の保存が必要です。備蓄できない食品は処分せざるを得ません。

しかし…。
この世からお金がなくなっても世の中が変わらないとしたらどうでしょうか?「現金の呪い 紙幣をいつ廃止するか?」ケネス・S・ロゴフ著によれば、「そもそも世の中に紙幣があるから、問題が起きるのではないか。だったら、まずは高額紙幣からなくして、だんだんと世の中からお金をなくしていったら良いのでは」と、読者に疑問を投げかけています。

もう一度考えて見ましょう。
「お金のない者」はお金がないと生きて行けないと思い込んでいます。「お金のある者」はお金がなくとも生きて行けると思い込んでいます。しかし、「お金のない者」はお金がもともとないのだから、なくても生きて行けるはずです。「お金のある者」こそ、本当はお金がなければ生きることができないのです。今の社会は、「お金のある者」が「お金のない者」から紙幣を搾取して、「お金のない者」は「お金のある者」に搾取させる関係が成り立っているのです。

お金がなければ「物々交換」をすれば良いのです。労働という価値を物で清算してもらえばいいのです。すると、「お金のない者」がお金持ちとなり、「お金のある者」は貧乏になります。その理由は「お金のない者」から搾取できなくなるからです。

どうでしょう?
この世からお金がなくなると困るのは、「お金のある者」だということがわかります。しかし残念ながら、お金がなくなると困る「お金のある者」たちは、お金がなくなっても、それに代わるものを考え出します。我々が貨幣に呪われる所以は、貨幣そのものではなく、この世を支配している「お金のある者」たちの考え方から来ているのです。

「平成29年 皇紀2677年 西暦2017年 第六の新月の日に」通信では、「金は王の通貨」「銀は賢者の通貨」「物々交換は労働階級の通貨」「負債は奴隷の通貨」であることを指摘し、貨幣を通してつくられる人間社会に警笛を鳴らしています。

「人生を恐れてはいけない
人生に必要なものは、勇気と想像力。
それと、ほんの少しのお金があればいい」
喜劇王チャールズ・チャップリンの言葉より