人生最高の贈り物「わたしの宝物」

「もし今日が、
人生最後の日だとしたら、
あなたは何をしますか?」

人生には三つの大きな節目があります。
一つは生まれたとき、二つ目は生き続けるとき、三つ目は人生の最期のときです。
欧米では、結婚したときから遺言を書き始めるといいます。
命を懸けて守るものができたということで、毎年誕生日がくるたびに書き換えていくのだそうです。
遺書 (遺言状)は暗いイメージの言葉です。死を前提として記されるため、夢や希望を感じないのは私だけでしょうか。遺書と思うと敬遠したくなりますが、家族や愛する人のために感謝の気持ちを伝える記録と考えると、自然に「ありがとう」という感謝が湧いてくるかもしれません。

ある日、私の元に年配の女性から手紙が届きました。
手紙にはこんな一文が添えられて、女性の人生が偲ばれてくるのでした。

「もし今日が、人生最後の日だとしたら、わたしは手紙を書きます。…。
それは感謝の言葉で伝えます…。」

〈 わたしの宝物 〉

どこから見ても、いつ見ても
かわいくて、かわいくて、かわいくて。
いつも笑顔で、いつも笑わせてくれて。
どこかに出かけるたびに愛らしく。
愛らしい一言を書いて、
それをテーブルや机の隅にそっとおいてくれて。
わたしに幸せを与え続けてくれるあなたたち。

わたしを悲しませ、苦しむことを決して言わないで。
ほんとうは、あなたの方が悲しかったはずなのに
ほんとうは、あなたの方が淋しかったはずなのに
ほんとうは、あなたの方が苦しかったはずなのに
泣き出したいこともたくさんあったでしょう。
でもね。
幼い頃からあなたたちは、いつもわたしを守ってくれました。
ほんとうは、わたしがあなたたちを守ってあげなければいけないのに、
わたしはあなたたちに見守り続けてもらいました。
ありがとう、ほんとうに、幸せでした。
心優しいあなたたちはわたしの夢。
心温かいあなたたちはわたしの希望。

わたしの誇りです。
わたしは、あなたたちを見つめながら生きることができて、
ほんとうに、ほんとうに、幸せでした。
あなたたちの笑顔で、どれだけわたしが救われて、どれだけ支え続けられたことでしょう。
あなたたちのおかげで、わたしは今まで幸せに生きることができました。
人に言えないこと、悲しいこと、苦しいことがたくさんありました。
でも、あなたたちのかわいい、かわいい笑顔があったから、すべてを乗り越えることができました。あなたたちのおかげです。
 ありがとう。
 ありがとね。
ほんとうにありがとう、感謝でいっぱいです。
天国に召される前に、どうしてもこのことだけ伝えておきたかった。
かわいい、かわいい、ステキな、ステキな、こどもたちへ。
                              母より


追伸、わたしのこどもへ

誰もいない公園であなたと二人。
無邪気に遊ぶあなたの笑顔。
わたしはとても寂しく、悲しく、これからあなたとどうやって生きていったらいいのでしょう?もしわたしが死んだら、あなたはどうやって生きていくのでしょう…。
そんなことを想い、考えながら、あなたの笑顔を見つめていました。
もうあなたは覚えていないでしょう。
あなたはわたしに走り寄り、
「ママ泣いちゃダメ。めっ…」と、いまにも泣き出しそうな顔をして、あなたの笑顔も消えていきましたね。
あの時のあなたの姿をわたしはいまでも覚えています。
わたしが精一杯の笑顔をつくると、あなたも精一杯の笑顔でお返ししてくれましたね。
その笑顔は私の生涯の宝物です。
きっと、死んでからも忘れられないでしょう。

わたしは、あなたのその笑顔に救われ生きてきました。
そしてあなたのその笑顔を想い、あなたの幸せを想い、感謝とともに天国に行きます。
ありがとう…。
わたしの宝物。

               ©Social YES research institute coucou

つるた勝巳税理士事務所

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